文春オンライン

父が謝罪…知人語る水原容疑者“空白の23日間”スタバでも偽名使用か? 37枚の訴状で浮かんだ“裏切りの一部始終”

source : 提携メディア

genre : ニュース

note

さらに、年をまたいでも…

(2024年1月の水原容疑者と胴元のやりとり・起訴状による)
「今日中に連絡をくれなければ、もうおしまい。俺の手に負えない話になる」
「ごめん。僕が悪い。1月中旬にはアメリカに戻る。今ホントに金欠で、支払うためにはもう少し時間が欲しい」

借金がかさみ、追い詰められていく水原容疑者。2度目のMVP受賞を祝う夕食会でのスピーチで、「そしてもちろん水原一平さん。いつも支えてくれてありがとうございます」と大谷選手から再び感謝の言葉を受ける一方、水原容疑者が大谷選手の口座から送金した総額は、想像を絶する約24億5000万円になっていた。

ADVERTISEMENT

違法賭博で勝った総額217億円。一方、負けた総額279億円。結果、62億円の損失。すでにどうにもならない状況となっていたからか、2024年2月、結婚を発表した大谷選手が囲み取材に応じた時には、いつもよどみない通訳をしていた水原容疑者が突然言葉に詰まってしまう場面があった。

偽名「ジェイ・ミン」

それでも、どうにかあがこうとしていたのだろうか、水原容疑者は2024年1月から3月にかけて、大谷選手の口座の金を使い、約5000万円分の野球カードをオークションで購入していた。転売目的だったのだろうか、そこには大谷選手のカードも含まれていた。

この時に使われていた「ジェイ・ミン」という偽名について、スポニチの柳原記者は……。

 

「スポーツニッポン」MLB担当 柳原直之記者:
球場近辺のスターバックスで、(水原容疑者に)会ったりとかもしたことあったんですけども、その時スターバックスの店員に「ジェイ」っていう名前で伝えてたんですね。その時は「一平っていう名前はアメリカじゃ呼びにくいんで」とかっていう風に説明されていた。

そして2024年3月20日、水原容疑者の疑惑が報じられると……。

(2024年3月20日頃の水原容疑者と胴元のやりとり・起訴状による)
「報道を見たか?」
「ああ。でも、全部デタラメだろ。あなたは大谷から金を盗んではいない。偽装工作だと理解している」

「いや…厳密に言えば、僕が彼から盗んだんだ。僕はもうおしまいだ」

希代のスーパースターの相棒として浴び続けた脚光。その裏で信頼を裏切り、落ちた闇は、あまりにも深い。
(「Mr.サンデー」4月14日放送より)

父が謝罪…知人語る水原容疑者“空白の23日間”スタバでも偽名使用か? 37枚の訴状で浮かんだ“裏切りの一部始終”

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー