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父が謝罪…知人語る水原容疑者“空白の23日間”スタバでも偽名使用か? 37枚の訴状で浮かんだ“裏切りの一部始終”

source : 提携メディア

genre : ニュース

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(2023年6月の水原容疑者のメッセージ・起訴状による)
「またやらかした…(笑)。最後にもう1回だけ、バンプしてもらえないか?」
「最悪です…(笑)。やめられない。最後にもう一回だけ、バンプもらえる?」
「困ってるんだけど(笑)最後の最後の最後のバンプ。これはマジだよ」

3日続けてバンプを要求。深い沼にはまり抜け出せなくなっていた。

追い詰められる水原容疑者

昨シーズン、大谷選手は44本のホームランを打つ活躍で、自身2度目となるMVPを受賞。自宅からの中継では、愛犬・デコピンが話題となった。その翌日……。

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(2023年11月の胴元からのメッセージ・起訴状による)
「ヘイ、イッピー、金曜日の2時だよ。なぜ電話に出ないのかわからない」
「大谷選手が犬の散歩をしているのを見かけたんだ。おまえが電話をよこさないから、大谷選手に近づいて話しかけて、どうしたら連絡が取れるか聞いてみようと思ってね」
「いますぐ電話をくれ」

10年以上に渡りスポーツ賭博事件を担当してきた元捜査官は、こうしたやりとりが捜査を急がせた可能性が高いと指摘する。

 

元HSI捜査官 ジェームズ・ヘイズ氏:
水原容疑者が借金を返済することが困難になってきて、胴元から脅しのメッセージが増え始めた頃から、当局はこの事件を終結させようと捜査に力を入れたのだと思います。水原容疑者を守るために介入しようとしたんです。

2023年12月に行われた大谷選手のドジャース入団会見

事態は水原容疑者に身の危険が及ぶ状況にまで悪化していた。2023年12月、大谷選手とともにドジャース入団会見に向かう水原容疑者の表情を見ると、ほほはやつれ、その目の下には深いクマができていた。実は、この晴れの舞台の裏で……。

(2023年12月の水原容疑者と胴元のやりとり・起訴状による)
「忙しいのは分かってるけど、少しはリスペクトを見せろよ。今夜までに電話くれ」
「ゴメンよ、リスペクトしないなんて全くないけど、スーパー忙しいんだ」