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父が謝罪…知人語る水原容疑者“空白の23日間”スタバでも偽名使用か? 37枚の訴状で浮かんだ“裏切りの一部始終”

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廷内スケッチ

12日、黒のスーツに白いシャツで法廷に現れた水原容疑者。現場にいたスポーツニッポンの柳原記者は、出廷時の水原容疑者の様子についてこう話す。

「スポーツニッポン」MLB担当 柳原直之記者:
憔悴しきったような様子とか、そういう様子を想像したんですけども、本当にいつもの水原氏っていう感じで淡々と。

その時、足には鎖がつけられていたというが……。

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「スポーツニッポン」MLB担当 柳原直之記者:
僕には水原さんがちょっとうっすらうまく歩けないってことで、ふっと笑ったようにもその時は見えました。別の記者は「反省しているのかな」みたいな感じでボソッて言ってましたけど。もちろん反省の言葉を声明として出されているんで、それを信じていますけども、何を考えているのか不気味とまでは言いませんけど、ちょっと感情は正直読めなくて。

水原容疑者は、証言台では判事からの質問に淡々と「イエス」とだけ繰り返したという。

違法賭博の泥沼へ

大谷選手の銀行口座から不正に電子送金したとされる約24億5000万円。37枚の訴状から明らかになったのは、違法賭博の泥沼へとはまっていく一部始終と、大谷選手への裏切りだった。

米連邦検察(4月11日の会見):
水原容疑者は、2021年から違法なギャンブル運営に関連のある複数の胴元とスポーツ賭博をするようになりました。

その始まりは、大谷選手がホームラン王のタイトルを争っていた2021年のシーズン終盤。2021年9月、試合前のグラウンドには、大谷選手の練習に付きそう笑顔の水原容疑者の姿があった。この映像から1週間ほどたった9月8日ごろ。メッセージの送り主は、この年、ポーカー場で知り合った、ボウヤー氏らとみられる胴元。与えられたのは、違法賭博の胴元から借金が可能な賭博用口座の番号とパスワードだった。

この日から水原容疑者は、勝利に酔いしれる時もあれば、当然、負ける時も。口座を与えられてから約2週間後、水原容疑者が胴元に送ったメッセージにはこう書かれていた。