「2人だと聞いています」
ジャニー喜多川氏以外のスタッフによる性加害の事実を問われて、スマイルアップ社長の東山紀之氏はこう答えた。
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性加害を行っていた元社員の“手口”を語る
昨年3月に放送され、ジャニー喜多川氏によるジャニーズJr.への性加害が再注目されるきっかけとなった英国公共放送BBCのドキュメンタリー。その続編「捕食者の影 ジャニーズ解体のその後」が、3月30日に放送された。
番組では東山氏へのインタビューも行われ、冒頭のように、旧ジャニーズ事務所スタッフ2名が性加害を行っていたことを認めた。
実はこの2人の社員について、週刊文春では昨年詳報している。6月15日号ではジュニアのマネジャーを務めていた元社員で、50代の男性X氏が、その“手口”を語っていた。
高校生ほどの年齢のジュニアを誘い、口腔性交を行うように
X氏はかつて担当したグループで、メンバー同士が性行為をしたと話すのを聞いて衝撃を受け、ジュニアを担当してからもそのことが頭に残っていたという。
「気の狂いそうなぐらい忙しい中、そういう人たちの集団という風に見えて。デビュー前の横並びの人たちと(仕事を)しているから、歳は離れていても、感覚的に一緒に感じたこともある。それで仲良く喋っているときに、本当に自分が悪いんだよ、自分が犯した罪なんだけども、『エッチしよう』と言った」(X氏)
以来、高校生ほどの年齢のジュニアを誘い、口腔性交を行うようになった。
「『いいじゃん、いいじゃん』という感じで、6人くらいとそういうことをした」(同前)
もう1人は約30年在籍したベテランマネジャーで、少年隊、V6などを担当したZ氏だ。なかでも東山氏には「アウチ」と呼ばれて可愛がられ、10年ほどマネジャーについたという。