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「『いいじゃん、いいじゃん』という感じで、6人くらいと…」東山紀之氏がBBCに認めた“旧ジャニ社員による性加害”、その卑劣な手口とは…

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刑事手続きをするかと問われると…

 週刊文春では昨年10月5日号で、そのZ氏による男性タレントに対する性加害が発覚し、9月15日付で諭旨退職となったと報じている。Z氏は週刊文春の電話取材に諭旨退職を否定したが、質問を重ねようとすると、

「個人的なことなので申し訳ありません。僕から何も話すことはないので」

 と電話を切った。

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 東山氏はBBCのインタビューで、性加害を行った2人について、警察に通報するなど、刑事手続きをするかと問われると、法的権限がないとして、「私たちのほうでは考えておりません」と答えた。

 インタビューに立ち会ったプロデューサーのメグミ・インマン氏は、納得のいかない答えだったと話す。

「彼らには若い才能である子供をケアする責任と義務がある。加害者を警察に報告する法的権利がないと言うのは、彼らが負っている義務について、大きな誤解をしていると思います」

 

 小誌は改めて、スマイルアップに2人の元社員について事実確認を求めたが、締切までに回答はなかった。

「ジャニーさんの真似をしていたんだと思う」

 一方、X氏は今回、小誌の取材にこう答えた。

「昨夏の再発防止特別チームのヒアリングには協力し、かなり厳しく詰めて訊かれました。その後、調査報告書にも自分のことが書かれていましたし、今回、東山さんの口から自分のことが出て、何か思うようなことは特にありません」

 性的虐待の社内文化が事務所にあったのではとのBBCの問いに、「そういう文化があったとは思っていません」と答えた東山氏。

負の遺産は大きい

 だがX氏は昨年の取材でこう話していた。

「自分は見たことはないけど、ジャニーさんの真似をしていたんだと思う」

 社長として、改めて検証する義務が東山氏にはあるのではないか。

「『いいじゃん、いいじゃん』という感じで、6人くらいと…」東山紀之氏がBBCに認めた“旧ジャニ社員による性加害”、その卑劣な手口とは…

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