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《新宿タワマン刺殺》「アイドルの出待ちみたいな感じ」「一目見たかった」51歳ストーカー“恐怖のLINE”を独占入手

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 5月8日に起きた新宿タワマン殺人事件。深夜3時過ぎ、自称配達業・和久井学容疑者(51)が殺人未遂の疑いで警視庁新宿署に現行犯逮捕された。和久井は前日から、被害者の平澤俊乃さん(25)の自宅タワーマンションの前で待ち伏せし、平澤さんがコンビニへ買い物に出てきたところを襲いかかった。現場には果物ナイフ2本を持参。未明の凶行は壮絶なものだった。

和久井学容疑者(51)(本人のFacebookより)

「刺し傷は首から腹部にかけて数十カ所に及び、逃げる平澤さんを追いかけ、背中も刺している。警察は容疑を殺人に切り替え、2人の関係を軸に調べを進める方針です」(社会部記者)

インスタライブで吐露していた和久井への不安

 2人が知り合ったのは6年前のことだ。高校卒業後、平澤さんは、生まれ育った新潟県上越市から上京。複数のSNSでライブ配信を定期的に行っており、和久井はそのライブに参加し、面識を得る。平澤さんに対する和久井のストーカー気質が表面化したのは、彼女が上野のガールズバーに勤め出してからのことだ。

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銀座のキャバクラでナンバー1だった平澤さん

 異常な愛情を一方的に募らせる和久井に対し、平澤さんは周囲に不安を漏らしていた。2022年3月のインスタライブでは次のように話している。

「(和久井に付く)ヘルプの子も可哀想だったから、1回ヘルプの子を抜いて、男性スタッフを付けた。そしたらそのお客さん(和久井)は真顔で『(平澤さんを)もう殺していいですか?』って言っていたみたいで」

「ストーカーのお客さんって結構いるんだけど、その人だけは匂いが違うんだよね。かっこつけで言っている『殺してやる』じゃなくて本当に人を殺す感じなの。それはもう断言できる」

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