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疾走する赤いマシーン、2人の女性、孤独なまなざし…1957年の“F1の帝王”を描く『フェラーリ』の場面写真が公開

source : 週刊文春CINEMA オンライン オリジナル

genre : エンタメ, 映画

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 自身の立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた稀代の経営者エンツォ・フェラーリ。死後も多くの毀誉褒貶に晒され続けている“F1の帝王”の、波乱と激動に満ちた59歳当時の1年を描く映画『フェラーリ』(7月5日公開)の場面写真が到着した。

© 2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 製作・監督は『ヒート』、『インサイダー』、そして『フォードvsフェラーリ』では製作総指揮を務めた巨匠マイケル・マン。

 主人公エンツォ・フェラーリにアダム・ドライバーをはじめペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリー、パトリック・デンプシーなど実力派俳優が共演している。

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徹底的にエンツォ・フェラーリを研究したアダム・ドライバー

 本作で製作総指揮も務めたアダムは、エンツォを演じるため毎日2時間以上をヘアメイクに費やし、彼の呼吸の仕方、歩き方、話し方に至るまで徹底的に研究。その過程で次のようにエンツォを分析している。

「エンツォ・フェラーリという人物については、様々な見方がある。悪者だとか、魅惑的な男だとか、カリスマ的存在、意地悪な人、あるいは堂々としていて人を巧みに操る人、とかね。

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 彼はしきたりにこだわる人で、たいへんな頑固者だった。情に流されやすく、常に心のエンジンが動いている人物。でも感情面で人と繋がることが苦手な人物でもあったんだ」