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日活で脱いで女性と絡みも、しかし私生活では熱愛報道ゼロ…筒井真理子(63)の“カメレオン”な役者人生「男の話は噂ですら聞いたことがなかった」

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 10日、日本映画批評家大賞が発表され、筒井真理子(63)が主演女優賞に輝いた。

「昨年公開の『波紋』で夫の失踪をきっかけに新興宗教にのめり込む主人公を演じた。日本を代表する鬼才監督ともツーカーの撮影だったそうです」(映画記者)

 甲府出身の筒井は4人兄姉の末っ子。青山学院大に通っていたが、「友達が多くいる」とわざわざ早大を受験し直した才女。学生時代に鴻上尚史主宰「第三舞台」に参加。芝居にのめり込み、7年かけて大学を卒業した後も舞台女優を続けた。

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初舞台はセリフのない通行人の役

「園子温監督のオファーとはいえ脱ぐことに抵抗があったというが…」

 1994年、映画「男ともだち」に主演。浅野忠信と共演した「淵に立つ」はカンヌ国際映画祭に出品され、海外でも高く評価された。

「テレビに進出すると大河からミステリーまでコンスタントに出演。貴婦人役から悪女まで、様々に色を変えることから『カメレオン女優』と呼ばれています」(演劇関係者)

 2017年、日活ロマンポルノ「アンチポルノ」に出演。ヌードのみならず女性同士の濡れ場まで演じた。

「園子温監督のオファーとはいえ脱ぐことに抵抗があったというが、筒井の演技で作品はエロから文芸ポルノに昇華。女性からも支持された」(映画関係者)

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